
光造形方式3Dプリンターにはいくつか種類があります。
私は勘違いしていたので、メモとしてその種類と違いを書き残しておこうと思います。
金額として、10万円前後以下の光造形方式3Dプリンターには、3種類あるようです。
もっと高額な製品を含めると、種類は多くなるようですが、その金額は天井知らずなので、10万円前後以下だけに絞っておきます。
SLAタイプ
これは、「Stereolithography」 ステレオリソグラフィーの略語です。
SLAタイプは、紫外線のレーザービームを当てて、UV硬化樹脂を硬化させる方式です。
価格は高価ではありませんが、細いレーザービームを順番に照射していくので、完成までに長い時間が必要になります。
レーザー光を当てるという仕組み上、高精細化が難しいらしいです。
DLPタイプ
これは「Digital Light Processing」 デジタルライトプロセッシングの略語です。
DLPタイプは、プロジェクターを使用して紫外線の光を照射し、UV硬化樹脂を硬化させる方式です。
プロジェクターの値段はどうしても高価になりがちなので、やはりDLPタイプも高価な製品が多いようです。
が、「Anycubic Photon Ultra」は、10万円以下で販売されていますね。
この製品の場合、XY解像度の数値だけ見ると、安価なLCDタイプの製品よりも解像度が劣っていると判断してしまうのですが、実際に出力してみると、その精細度ははっきりとわかるほどに良い結果になるとのことです。
数値だけで判断できないというのは盲点ですね。難しい。
参考サイト:SK本舗 Anycubic 光造形式DLP 3Dプリンター 『Photon Ultra』
LCDタイプ
これは、液晶ディスプレイ(LCDパネル)を使用するので、LCDタイプと呼ばれています。
LCDパネルのバックライトに紫外線ライトを使用し、UV硬化樹脂を硬化させる、という方式です。
この方式が、現在は1番安価な光造形方式の3Dプリンターですね。
年々精細度も上がっていて、今では8Kという高解像度の製品が15万円前後で手に入るようです。
参考サイト:SK本舗 光造形方式3Dプリンター 8K