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2020.05.28 [木]

FLASHFORGE Adventurer3X がやって来た。


FLASHFORGE Adventurer3X が届きました。

私にとっては2台目の3Dプリンターなので2号機です。



共立エレショップで2020年の5月の連休中に予約し、その時点では「2020年6月中旬頃にお届け予定」となっていたので、そのつもりでいました。


部屋が狭く、物がたくさんあるので、「6月になってからテキトーに整理整頓でも始めればいいやー」と思ってました。

整理整頓して取捨選択して倉庫に移動させたり箱を捨てたり入れ替えたりして片付けないと、3Dプリンターを置く場所がないので。


2020年5月26日、佐川急便からメールが届きました。


いつも佐川急便をご利用頂き誠にありがとうございます。
お荷物のお届け予定日をご連絡致します。


■配達予定日時
2020/05/27 指定時間なし


■ご依頼主
Apple Tree (株)様



あっぷるつりー?

何も注文した覚えがないんだが?

でもなんか聞き覚えのある名前だな?


たぶん3DプリンターのAdventurer3Xなんだろうけど、調べてみよう。

やはりそうでした。

しかし【メーカより直送にてお届けします】って書いてあるけどもさ、せめて「発送されました」とか「お届けはAppleTree株式会社からになります」とかさ、正直な感想それくらいの案内は欲しかったなと。


いや、こんな書き方してるけど実のところは、

「やったー!!もう来たわ!!どこのメーカーのフィラメントでも使える!!フィラメント切れしてもそこから再開できる!!イエー!!サイッコー!!」

「誰かに自慢してぇーなー、誰かに自慢してぇーなー、誰かに自慢してぇーなー!!!」

という気持ちでいっぱいだったことは言うまでもないんだ正直な話。




梱包材がうまく外せない

3Dプリンターの梱包材、薄っぺらいマニュアルに記載されているような紙の梱包材ではなく、しっかりとした発泡ポリエチレン系の緩衝材が箱の中に「これでもか!」というくらい入っていて、3Dプリンターの中のブレ止めにもしっかりと使われていました。

「え、これって強引に引っ張ったら壊れるよな?ヘッドがすっぽりと入ってるじゃん?」

という状態でした。


電源入れて「filament → Change」でヘッドを上に動かさないと、無理矢理引っ張ったりするといきなり壊してしまうパターンでした。


恐ろしい罠でした。



ネットワークにつながらない

いつものクセで、最新のソフトウェアはメーカーの公式ページからダウンロードしてきてインストール。

荷物同梱品のCDとかは開封しない。

ってなことをやりました。


PCとの接続方法がWi-Fi、LANケーブル(ローカルネットワーク)、基本的にこの2種類。

あとはUSBメモリーにgx、gファイルを入れて、直接Adventurer3Xに差し込んで出力する方法がありました。


(同梱されているカード型USBメモリー内のPDFのユーザーマニュアル内には「付属USBケーブルでAdventurer3Xとパソコンをつなげます。」と記載がありますが、そもそも付属品にUSBケーブルはありません。が実際に接続できるのなら試してみたいと思ってます。長いUSBケーブルどこへやったかな。)


有線が好きな私なのでLANケーブル接続を選択。

しかしながらまったくつながらない。

数時間以上あれこれ格闘しましたが、LANケーブルでも、Wi-Fiでもまったくうまくつながらない。


※これは解決できました。後述します。



疲れ果てたのでとりあえず3Dプリントを試したい

疲れ果てたので「とりあえず3Dプリントを試したい」と思い、

マニュアルの手順に従って、

  1. 「コピー用紙2枚が少し抵抗あるくらいで動かせる状態にヘッドの位置を調整(キャリブレーション)」
  2. この時のためにずっと保存しておいた「中途半端に残って使えないPLAフィラメント」をセットしようとしたけれど、スプール径が合いませんでした。フィラメントの残量が少ないのでスプールからフィラメントを引っぱり出し、フィラメントだけの状態にしてセット。


  3. 手持ちのUSBメモリー64GBにスライス済みの3Dデータ(gx形式ファイル)を入れ、出力開始しようとしたらうまくいかず、8GBのSDカードにデータを入れ、USBタイプのSDカードリーダーに差し込んでそれをAdventurer3Xへ挿入し、出力を開始。

    ※後でもう一度64GBのUSBメモリーでやってみたら問題なく出力できました。


  • すごく静か!!!!!とても静か!!!!!
  • 振動も少ない!!というよりほぼ無い!!すごい!!!
  • 他社製のフィラメント、しかも剥き出しのまま差し込んであるのに何の問題もなく使えてる!!!!!!!!
  • これだけで感動した!!
  • 出力完了したブツが!!!きれいすぎる!!!
  • 0.4mmノズルでこれかよ!!ってくらいきれいで感動した!!!!!!!!!!
  • これは、すごいわ
  • 稼働中の音がですね、ものすごく静かなんですが、わずかに聞こえる稼働音がある種の音楽のような不思議な音で、一昔前の映画で「未来の音楽はこんなのだ!」って感じの、不可思議系シンセサイザーのようなそんな感じの音なんですよね。
    今まで「3Dプリンターはうるさくて振動があって当たり前なんだ」と思ってましたから、この3Dプリンターの音にはすごく驚かされました。

新品だからというわけではなく、技術の進歩による明らかな差異であると確信しました。

感動しました。



ネットワークにやっとつながった

追記:

「いつものクセで、最新のソフトウェアはメーカーの公式ページからダウンロードしてきてインストール。荷物同梱品のCDとかは開封しない。」

これが問題を引き起こしていました。


解決方法は、


「同梱されているUSBメモリー内にあるFlashXPrintをインストールすること」でした。


よく見ると、

「FlashPrint_4.2.0_x64.exe」と、

「FlashXPrint_4.1.1_x64.exe」は、

別物ですよね?(X、エックスが付いてる)

バージョンが違うだけではないよね?(今気付いた)


公式サイトにはこの「FlashXPrint_4.1.1_x64.exe」がありません。(2020年05月28日現在)

ので、まずは同梱されているカード型のUSBメモリーから「FlashXPrint_4.1.1_x64.exe」(バージョン番号は増えていきます)をインストールしないと、うまくネットワークにつながらないようです。



【追記】

現在は、「 FlashPrint5 」に統合され、 Adventurer3X にも、 Adventurer4 にも、使えるようになっています。



Adventurer3X カメラ 画像を見る方法

  1. 3Dプリンター → 設定 → カメラ → 自動モード or 手動モード
  2. ブラウザのURL入力欄へ
     http://3DプリンターのIPアドレス:8080/?action=stream

※3DプリンターのIPアドレスは、3Dプリンターメニューの
 ツール → その他(about) → 3ページ目にあります。


※自動モードにすると3Dプリンターが出力中の時だけカメラへ接続できるようです。手動モードであれば3Dプリンターが停止中でも電源が入っていればカメラの映像を見ることができます。



枝状サポートは折れやすい

変更追記:

しばらく使ってみて気付いたこと、何度も失敗したこと。


  • 枝状サポートは折れやすいです。使うなら手動で付け足し補強して使わないと何度でも痛い目を見ます。「ライン形」にしておいた方が無難かもしれません。
  • 変更追記:

    「ラフト」は必須です。1号機(私所有3Dプリンタ)と同じフィラメントを使っているのに出力途中でベースからはがれやすいです。1号機であれば必要充分な底面積であってもこの2号機だと出力中にはがれてしまうことが何回もありましたので「ラフト」は必須です。「枠」というのもありますがこれを付けて底面積を増やしても出力中に何度もはがれました。(キャリブレーションした1回目、2回目の出力でも同じ。事前に小さめのブツを出力テストし、毎回1層目は必ず集中して見ていますがその時点では何の問題も無い)そのため大物を出力するのは怖いです。1号機であれば最初の底面への定着さえクリアすれば、あとは放置しておいてもまずほとんど問題なく完成まで行ってくれますので、その点では1号機は信頼できますが、2号機では途中まで問題がなくとも充分な底面積があるはずの物でもはがれてしまうことが何度もありました。

  • 【追記】

    ラフトは必要ありません。むしろラフトを使うと底面が汚くなったり、ラフトと本体がくっつきすぎてはがせなかったり、逆に出力中に外れたり、良いことがありません。現在私が知っている最良の改善方法は以下です。


    「最初から貼り付けられている黒いプラットフォームシート」、これがけっこう使いづらいです。この後、黒いプラットフォームシートをはがして、1号機と同じようにしばらくマスキングテープを使用していました。が、それでもどうしてもうまくいかないこともあったので、試しに「3M(スリーエム)のプラットフォームシート」を試そうと購入しました。これがアタリでした。食いつきが良く、出力後ははがしやすく、すごく使いやすいです。新しく購入したAdventurer4 もプラットフォームシートが使いづらかったので3Mのプラットフォームシートに貼り替えました。ただし、貼り替えただけではダメです。「ベッドレベリングの微調整」これがとても重要です。 Adventurer3X とAdventurer4 では構造が違うのでそれぞれ違う方法が必要です。


  • しかし出力物のきれいさは2号機が圧倒的に優秀です。1号機に別売りの0.3mmノズルを付けて「とても良い」で出力した物と、2号機で初期状態の0.4mmノズル「標準」で出力した物が同じくらいのきれいさなのでこの点に関しては圧倒的に優秀です。音もとても静かです。
  • 3Dプリンターという呼び名は同じ、出力方式も同じ、見た目も大きさもほぼ同じ、なのだけどメーカーと設計された時期が違うだけで、ここまでまったく違う物なのかと驚いています。


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