使用したことのあるフィラメントについて
基本的にPLAしか使っていない。
が、色々なメーカーのPLAフィラメントを試してきた。
これからも引き続き他のメーカーのフィラメントを試してみたいと思っている。
とりあえず入手しやすくてスペックシートのあるフィラメントとしてPrusamentのPLAフィラメントを購入したのだがスプールが今まで作ったスタンドのどれにもフィットしなかったのでまたフィラメントスプール用のスタンド(自作ドライケース用)を作ってる。ボックス(タッパー)にはギリギリ入るサイズ。 pic.twitter.com/BmJnnq3ikb
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) July 16, 2020
PETGも試したことはあるし、いくつか持っている。
フィラメントは全て大きめの防湿箱に収納し、防湿剤を同梱し、保存している。
開封済みで、使用中のフィラメントも常に自作防湿箱に入れ、PTFEチューブを通して3Dプリンターに供給している。
Amazonの商品ページを見ると下限温度は190度になってるけど、自分が持ってるフィラメントのリールに貼ってあるシールには下限温度205度と書いてあるので、もしかしたら変更されたのかもね。今使ってる分は今年の2月頃購入した物だし。 pic.twitter.com/DcOvraVKwp
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) June 20, 2021
【使用したことのあるフィラメント】各メーカー
- eSUN(PLA+,PETG)
- SUNLU(PLA+)
- Polymaker(PolyLite,PolyTerra)
- Prusament(PLA,PETG)
- FLASH FORGE(PLA,MODERA)
- OVERTURE(PLA)
- Darcos(PLA)
- LTONE(PLA)
- ANYCUBIC(PLA)
- XYZ Printing(PLA,PETG)
- HICTOP(PLA)
- 3D BEST-Q(PLA)
- Nature3D(PLA購入済み未使用)
【なぜPLAしか使わないのか?】
検索してみると、各種フィラメントの強度表を見つけることができる。
私が参考にしたのは、
「Polymakerのフィラメント衝撃強度(ポリメーカー社製)比較ページ」
グラフ化されていて、見てわかりやすい。
このページの下部には、
「引張強度比較表」
「軟化温度比較表」
「曲げ強度比較表」
もあり、大変参考になる。
もちろんこのメーカーのフィラメントについての数値だけしかない。
が、参考にはなる。
PLAは意外と強いということがわかる。
高めの温度や、耐衝撃強度そのものは他のフィラメントに比べるとやや弱いが、曲げ強度は勝っているのもある。
実際に使用する環境がそれほど過酷な環境かどうかを考えた時、自分にとってPETGやABSやASA,PC(ポリカーボネート)が必要か、というとそうでもない。
コスト面(価格)や、性質のまったく違うフィラメントを入れ替えて使うことによる弊害、フィラメントの種類によって設定値の見直しなどが必要、など。そういった膨大な手間コストも必要となってくることを考慮すると、
「とりあえずPLAを徹底的に使い倒してみて、それでも強度が足りないと思った時に別種のフィラメントを使おう」
「PLAでさえメーカーによっても特性が違う、種類もいくつかあるので、これらがちゃんと使いこなせるようになってからの方がきっと3Dプリンターの使い方も理解が深まっているだろう」
という2点の理由で、私はいまだにPLAフィラメントしか使っていない。 (初期の頃にPETGも使ってみたくなって手を出してみたが、最近は使っていない)
やっとPolyLitePLAを購入した。まだ使ってない。まずは横置きスタンド用の中心軸を作らないと。他のフィラメントスプールとは中心穴径が違い、55mmだったので53mm径で作ってる。 pic.twitter.com/PwZmBGOxIA
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) September 3, 2020
変更修正:
【現在の個人的なおすすめPLAフィラメント】
- eSUN PLA+(プラス) シルバー(銀):
安いのに安定して入手しやすい、プリントしやすい、巻きもきれい。実際の色は銀では無く、ライトグレーと言ってもいい。グレー表記の物もあるがそちらは暗い色で、わずかに紫色が入っている感じなので私はeSUNのPLAは銀と表記されたカラーを使用している。一番オススメ。
- SUNLU PLA+(プラス) グレー、マルチカラー:
安価、プリントしやすい。使い勝手はeSUNのPLAと同じ感じ。ただし時々在庫が無くなることがあって、安定して入手しやすいとは言いがたい。マルチカラーは多数の色が繋がっていて、出力中に少しずつ色が変わっていく。価格も安いのでたまに使ってみると面白い。出力具合は他のPLAとほぼ同じなので、同じ設定で大丈夫。
- Prusament PLA:
高価だが、プリントしやすく、きれいに出力され、他のPLAフィラメントに比べると乾いた感触で、硬い。ただし、日本国内では取り扱いが少なく、安定入手は難しい。「GalaxyBlack」、Galaxyと付くカラーにはラメが入っており、単色のブラックよりも善し悪しが見やすい。
- FlashForge PLA MODERA:
高価だが、安定入手でき、プリントしやすく、とてもきれいに出力される。Prusamentと同じくらい高価だが、日本国内で安定的に入手できるので、コストよりもきれいさを優先する場合はおすすめ。曲げに対しては粘りがあって強いが、(自分の3Dプリンターで出力し確認したところ)積層方向だと折れ(もげ)やすい、積層強度は高くない。カラー表記は「Standard」、反射のないマットな白色に近いライトグレーだが、このフィラメントだけは色表記が特別らしい。
■カラーは基本的にグレーを使用している。出力中でも、出力後でも、善し悪しがわかりやすい。
最近作った物。
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) January 11, 2021
1、2、ショートスクレーパーのカバー
3、4、ロングスクレーパーのカバー、ヤスリのケース
長い方は元々は刃は付いてなかったので自分でヤスリで削ってつけた。一番左が3000番のヤスリ。
全部Adventurer3X 出力品。
フィラメントはSUNLUのマルチカラーPLA。 pic.twitter.com/vIOQoFMEJR
<SUNLU PLA マルチカラー>
Amazon
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