Adventurer4 の現在の設定値
Adventurer4 の現在の設定値
- バージョン:FlashPrint 5.3.0, 64ビット
(記載が無い部分は初期値から変更していない) - 使用フィラメント:PLA+ Silver eSun
印刷温度:205~225℃、ベッド温度:NoHeat、60~80℃
【プリンター】
- ノズル径:0.4mm
- ヘッド温度:210度
- プラットフォーム温度:60度
■使用するフィラメントに記載されている温度範囲で使用する。
【一般的な】
- 積層ピッチ:0.2mm
- モデル一層目の厚み:0.2mm(0.3mmでもOK!)
- 一層目の最大速度:20mm/s
- それ以外のスピードは変更せず。
■この価格帯以下のFDM(FFF)方式では、0.05mm前後以下の高精度を望んでも無理があると思っておいた方がいい。同じくらいの価格帯で高精度を望むなら、「光造形方式」の方が構造上その可能性は高いと思われる。
【外枠】
- シェルカウント:3(強度が欲しい場合は5にすることもあり)
- 重複範囲:25%(場合によっては50%にすることもあり)
- スピードは変更せず。
■1層目と外殻は遅めの方が良い。
【モデル内の充填率】
- 上面積層数:6(1層0.2mmx6=1.2mm確保するため)
- 底面積総数:6(1層0.2mmx6=1.2mm確保するため)
(厚さが欲しい場合は10層にすることもある) - 充填率:25%
- モデル内部充填パターン:六角形
- 重複周囲:25%(場合によっては50%にすることもあり)
■上面底面のレイヤーは0(ゼロ)にして出力することもできる。インフィルと外周レイヤーだけになるが、これはこれで場合によってはデザインとして使える。(強度は弱くなる)
【サポート材】
- パスの角度:45度(50度にすることもある。ケースバイケース)
■サポート上に積層された水平面はどうしても荒れる。斜めになった面は意外ときれい。
【ラフト】
- 使わないので「いいえ」にしてる。
【追加】
- 枠(ブリムとも言う)を使う場合は、プレ押し出しは使わない。
- 壁は使ったことがない。
■ベッド面の食いつきが強い場合はブリムは不要。弱めの場合はブリムを使用する。
■接地面積が少ない場合は必ずブリムを使う。
※「枠(ブリム)」と、「プレ押し出し」を同時使用しても特に問題は無い。
[枠(ブリム)を使う場合]
- プレ押し出し:いいえ
- 枠を付ける:はい
- マージン:10.0mm
- 内側の穴にブリム(縁)を生成させる(これはほとんどの場合いいえだけど、場合によってははいにする)
[枠(ブリム)を使わない場合]
- プレ押し出し:はい
- 枠を付ける:いいえ
【冷却】
- 冷却ファンの制御:オン(最初のレイヤーが印刷された後)
- バッグファンの状態:起動しない
■バッグファンとは、ケースの排気ファンのこと。
特に冬場は低温の空気が隙間から入ってきて部分的に急冷されてしまって、反ってはがれたりするので不要だと思ってる。
「暖かい箱の中で吐出直後の表面に箱の中の暖かい空気を吹き付ける」ことと、
「ケースの排気ファンで外気を取り込んで排出すること」は、まったく別のことで、排気ファンは外気を取り込んで箱の中を冷やしてしまうのでほぼ必要ないと思っている。
【高度な】
- 押出率:100%
- 第一レイヤーの押出率:95%
■これらの設定はフィラメントのメーカーや、状態や、種類、3Dプリンターのレベリング調整具合、などによってもちょうどいい値が違ってくる。
【その他】
- 容量を調整する
- 調整を許可する:はい
- 外部保証:0.10mm
- 内部補償:0.10mm
- Zホップモード:自動
■「いいえ」でも大丈夫だと思うが、この設定は様子を見ながらお好みで変更してみるといい。
独自変更点
- ベッドの食いつきが強すぎるので、届いた3日後には「3Mのプラットフォームシートに貼り替えている」
- プラットフォームシートを3M(スリーエム)の物に貼り替えたばかりなので、吸着力がまだ充分強いので今のところは「枠(ブリム)」を使わず、「プレ押し出し」だけにしている。
- Adventurer3X の方は3Mのプラットフォームシートに貼り替えてからずいぶん使い込んだので吸着力がやや低下してきたので逆に枠(ブリム)を10mmにして、プレ押し出しは使っていない。
- 関連する話題もスレッドに連結してあるので、クリックして参照してみて欲しい。
ベッドにフィラメントが食いつきすぎるのを躊躇しながら使うのは違うと思ったのでプラットフォームシートを貼り替えた。
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) February 7, 2022
以前 Adventurer3X に使った残りなのでサイズが小さいけど、2枚残ってるのでなんとか隙間無く貼り付けた。
3Mのプラットフォームシート。
テスト出力したけど良好でした。 pic.twitter.com/BjkzP29Gdp
3枚入りだが、 Adventurer3X に(2020年8月25日貼り付け)使用開始してからまだ1度も貼り替える必要がなかったので、
「1回貼れば(使い方にもよるが)1年以上は使える」
と言える。( Adventurer4 に貼り付けたのはこの残りの2枚)
完璧には貼れなかったけど実用上問題ないレベルに貼れたのでレベリング調整した。左手前が開始点でそこだけ甘い。
— でん⚡きかいでん(3Dモデリング) (@denkikaiden) August 25, 2020
■使用してみた感想(まだPLAのみ):ノリは不要。造形物はキッチリ吸着するのに簡単に剥がせる。数回以上レベリング調整で造形したけどまったく問題ないので数十回以上余裕で使えそう。 pic.twitter.com/lchs70sAyp
※ Adventurer3X の場合は製品に貼られていた黒いプラットフォームシートをはがすのに時間が掛かりましたが、 Adventurer4 の場合は手で簡単にはがせました。(購入後ほとんど使ってない状態だったからかな?)
スライサーの設定値について
- 私は、 Adventurer3X 、Anycubic Mega-s 2台や他にも3台、3Dプリンターを所有しているが、FlashForge意外の3Dプリンターではスライサーソフトは「CURA」や「Simplify3D」を使っている。
- 基本的にはみな設定項目の内容は同じ。
- ただしFlashPrintスライサーは項目内容が簡略化され、わかりやすくなっている。(日本語のおかしい箇所が多々あってわかりにくく感じることもあるが)
- CURAのエキスパートモードやAllモードなども使っていたこともある。
- CURAはものすごく項目が多く、細かく設定することも可能。
- 一時期はCURAの設定項目を理解しようと色々調べたり試したりしていたこともある。
- 調べて、実際に自分で試してみて、を繰り返すと段々わかってくるのでぜひ実際に自分で色々試してみて欲しい。
- 自分でやってみると理解できてくるので楽しい。
- プラットフォームシートは個人的には「3M(スリーエム)のプラットフォームシート」がおすすめ。大きさが合ってないのでカッティングマットの上で(安全第一)、カッター(Lサイズ)と、カッターガイド定規を使って245mmx210mmくらいにカットして使う。
- Adventurer4 に最初から貼り付けられている黒いシートは手ではがせました。残った接着剤の残滓はクラフトテープを20cmくらいに切ってペタペタと貼り付けて剥がしてを繰り返すときれいに除去できます。
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