自作フィラメント用ボックス(乾燥剤入り)
3Dプリンターへのフィラメント供給用ボックス
「3Dプリンターで使用中のフィラメント」
を入れておくための
「乾燥剤入りボックス」
私は自分で考え、自作した物を使用しています。
フィラメントのメーカーや種類によっては、
「乾燥剤ボックスに入れなくても大丈夫なのもあります」
が、基本的には、
「フィラメントは吸湿(吸水)し、劣化する」
ものだと思っておいた方がいいです。
【参考・引用】
最初は知らずにむき出しで使ってました。
今まで複数メーカーのフィラメントを(ほとんどPLAばかりですが)使ってきました。
3Dプリンターを初めて購入した当時は、
「フィラメントが空気中の湿気を吸い込んで劣化する」
なんてことはまったく知らなかったので、むき出しで使っていましたが、
しばらく使っているとポキポキ折れるようになったり、
ノズルからの出が悪くなったり、
造形がおかしくなったり、
ベッドに定着しなくなったり、
そういったトラブルが起こるようになりました。
そこで初めて、
「なんで?」
「何が原因でこうなった?」
「どうしたら解決できる?」
と疑問に思い、検索して調べました。
その時に参考になったのが上記の【参考・引用】サイトです。
自作フィラメント用ボックス(乾燥剤入り)材料
私が現在(2023年04月08日)使用している「自作フィラメント用ボックス」の材料を列挙しておきます。
(以下のリストはAmazonへのリンクとなっています)
- 【ボックス】
岩崎工業 日本製 保存容器 ナチュラルキーパージャンボキーパー 5.7L (M) B-386 N - 【乾燥剤:小】
東洋リビング 【モバイルドライ】 MD-3 - 【チューブ継手】
新潟精機 BeHAUS 日本製 チューブ用ワンタッチ継手 隔壁ユニオンP チューブ外径:6mm PMP6 - 【PTFEチューブ】
T&B PTFEチューブ 3Dプリンター用 押出機用 内径4mm×外径6mm テフロンチューブ reprap (2M) - 【滑り止めシート】
サンワサプライ すべり止めマット(サイズ:320×200mm) PDA-NS1 - 【温度湿度計】
温度湿度計検出器-50〜+ 110℃
最初は縦置きで使用していました。
が、「横置きの方が便利じゃないか?」と思い、現在では横置きで使用しています。
追記:
モバイルドライを使用している理由
「モバイルドライ:大・小」 を使用している理由は、
簡単、しっかりした吸湿力、何回でも使える
からです。
値段を見ると高いような気がしてつい安い物を買ってしまいがちです。
私も実際にもっと安い、どこのメーカーかよくわからない物を買って使ったことがあります。
が、全然ダメでした。
使ってみてわかったのですが、
安物は「見た目の大きさに反して実際は中の乾燥剤の量が少ない」
ので、すぐに交換しなければならなくなる。
「再使用のための乾燥に、ものすごく時間が掛かる」
という欠点だらけ。
結局のところ「モバイルドライ」を買っておいた方がはかどる、ということがわかったからです。
モバイルドライ、一番古い物は購入してから2年以上経ってると思いますが、すべて今でも問題なく使用できています。
どれが一番古いのかわからないくらいです。
強くオススメしておきます。
ボックスをどう使っているか。
Adventurer4 の場合、現在は上に載せて使用しています。
滑り止めシートを中にも、下にも敷いています。
PTFEチューブ30cmくらいをボックス側に付け、
連結用コネクターを3Dプリンターで作り、
40cmくらいのPTFEチューブを使用時に連結しています。
3Dプリンターで使用後は、チューブ連結部から外し、3Dプリンターで作ったキャップをはめておきます。
念のために言っておきますね。
上記ボックスでフィラメントの乾燥はできません。
使用中のフィラメントが、なるべく吸湿しないようにするためだけの物です。
フィラメントの乾燥は、温風50℃を5時間くらい当て続けてやるものなので、専用の温風が出る装置が必要です。
くわしくは、上記の 【参考・引用】 リンクの内容を参考にされると良いと思います。
私はNature3Dさんが書かれた
を参考に、フィラメント乾燥機を安く作りました。
Amazon
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