自動バックアップしましょう。
変更追記:
2018年5月15日
やってみたら実は簡単なんです。
【目次】

1. 自分が作ったデータは買えません
外付けHDD(容量2TB~4TB)を買って、自動バックアップ設定をしましょう。
自分が作ったデータや撮った写真などを自動バックアップしましょう。
PCはいつか必ず壊れます。
消えたら困るデータは消えないように対策しましょう。
PCは買えますが、自分が作ったデータは買えません。
2. 外付けHDDは4TBがオススメ
2020年12月の現状、私見ではありますが、外付けHDDは容量4TBが値段と容量で考えればちょうどお手頃な価格だと思います。
PC関連についてよくわかってらっしゃる方は「いやいやSSDっしょ」とか「4TBすくねーよ」とかおっしゃる方もおられるかとは思います。
が、今まで実行していなかった初心者やPCよくわからんって方に強くオススメしておきたい!
容量4TBの「外付けHDD」を今すぐ買って、「自分が作ったデータ」や「撮った写真データ」を自動バックアップしましょう。
もう6TB(内蔵用HDD)が充分安くなりました。
追記変更:2020年12月15日
これを書いてから4年以上経ちました。
6TBの内蔵用HDDがかなり安くなりましたね。
現在は2TB(内蔵用)ではなく、大きな容量が必要なら6TB(内蔵用)をオススメします。
※ただしこれは、
「RAID用HDDケースを購入し、HDD(内蔵用)を2台以上購入し、御自分でバックアップ用外付けHDDドライブを組み立てる方には6TBがおすすめです」
という意味です。
組み立て済みの市販されているRAID対応の外付けHDDはやはり割高ですので、組み立て済みの物だと4TBが手頃な値段かなと思います。(2020.12.15現在)
3. 自動でバックアップ
「ソフトも買うの?」
いやいやいや、外付けHDD買ったらメーカーによっては無料で自動バックアップソフトが付属してます。
私が知っている範囲では「アイ・オー・データ」と、「バッファロー」の外付けHDDには無料でバックアップソフトが付属していますね。
■アイ・オー・データ : 簡単オートバックアップ Sync Connect
■バッファロー : バッファローツールズ バックアップユティリティー
この他にも無料なのに優秀で使いやすいバックアップソフトもあります。
私はこのソフトが好きでずっと使ってます。
4. 自動バックアップだと問題が出る場合は?
追記:2018年3月27日
PC上で使用しているソフトの種類によっては、作業途中で自動でバックアップされてしまうと不具合が出る場合があります。
急にPCの動作が重くなったり、最悪の場合はPCがフリーズしたり、突然再起動したり、なんてこともあります。
そういう不具合が起こる場合は、どう対処すればいいか。
■自動バックアップを中止し、手動でバックアップする習慣を身に付ける。
■PCの電源を切る前にバックアップソフトを自分で起動させて、バックアップする習慣を身に付ける。
24時間ずっとPCの電源を入れたまま作業し続けるなんてことはないはずです。
必ず作業を終えて、食事を取ったり、出かけたり、眠ったりするはずですので、そういった大きな作業中断前に必ず手動でバックアップソフトを起動させてバックアップする習慣を身に付けることです。
実は私も自動バックアップはせず、この方法で手動バックアップしています。(私が使用しているソフトはBunBackup)
この方法であれば自分の作業を邪魔されず、自動バックアップソフトが原因で不具合が出ることもなくなります。
すでに自動バックアップを設定してしまっている場合は、バックアップソフトのマニュアルを見ながら設定し直されることをオススメします。

5. PC側のデータを消してはいけません
「バックアップ」とは、あくまでもPC本体側と、バックアップ用HDDと、2ヶ所以上の場所に同じデータを保存して安全率を上げるための手段です。
どれかが壊れても大丈夫なように、物理的に違うドライブに保存することで安全の確率を上げています。
二重に同じデータを違う場所に保存するからこそ「バックアップ」です。
「外付けHDDに保存したからPC本体のデータは消そう」とか絶対ダメですから!!!!!
それじゃ意味ないから!
PC本体と、外付けHDDと、両方に保存することで安全率を高めています。
物理的に別のドライブ2ヶ所以上に保存しなきゃ、意味ないです、バックアップにはなりません。
外付けHDDとPC本体両方にデータを保存してください。
もし、PC本体の容量が少なくてデータを保存できないというならば、以下の手段を講じてくださいね。

6. PC本体の容量が少ない場合は?
PC本体がノートPCの場合は特にありがちですが、そもそもPC本体のドライブの容量が少ない。
そういう場合は、「内蔵用HDDが2台入る『HDDケース』」と、「内蔵用HDDを2台」買って、作ります!
物理的に2台のHDDに同じデータを保存することで、片方のドライブが壊れてもデータは守られるのです。
(HDDは5年前後くらいから故障率が高くなります。壊れたドライブだけ抜いて、新品に入れ換えます)
作って下さい!
実はめっちゃ簡単です。
(どうしても自分で作るのは苦手だという方のために、【8】で別手段も案内していますが、少し値段が高くなります)
7. オススメHDD2台用ケースと内蔵用HDD
「内蔵用HDD2台」と、「HDD2台用ハードディスクケース」を購入して、自分で組み立てます。
【HDD2台用ハードディスクケース】
こういうのを組み立てるの難しそうで苦手だなあ、と思う方もおられるかと思いますが、
びっくりするくらい簡単です!
まー、やってみてください。
ホントに簡単なので。
HDD2台入りのNASを買うよりもよほど安上がりにできますからね。
安心をこの値段で買えるなら安い安い。
【内蔵用HDD】 同じ容量の物が2台必要です。
【6TB】 | 【6TB】 |
内蔵用HDDは毎年の故障率統計データを参考にすると、オススメは「HGST製」か、「東芝製」か、「WesternDigital製」ですね。
この「内蔵HDD2台+ハードディスクケース」を自分で組み立てて、RAID1設定をして、自動バックアップがちゃんとできるようになれば、PC本体いっぱいになったデータをこのHDDへ移動させた後で、PC側のデータを消しても大丈夫です。
くれぐれもデータをちゃんとこの「HDD2台内蔵ハードディスクケース」に保存できたことを確認してから消してくださいね。
間違えて全消ししてしまったらこれを導入した意味がなくなりますから。
8. どうしても自分で作るのが不安な人
どうしても自分で組み立てるのが不安だ、自分が組み立てたものをPCで使いたくないという場合。
そういう場合はこちらがオススメ。
「ミラーリング RAID 1」を設定して使いましょう。
4TB | 4TB | 4TB |
4TBと書いてありますが、これは2TBのHDDが2台入っているので、合計で4TBなのです。

ミラーリング設定で使うので、実質は2TBということになりますが、これはミラーリング以外の使い方もできるので4TBと書いてあるのは正しいです。
PC本体の容量が少なくて、PC本体いっぱいになってしまったデータを移動させるなら、ミラーリング設定で使いましょう。
その他豆知識
【ミラーリングとは】
別名「RAID1」(レイドワン)とも言います。
ミラーリングとは、
「2つ以上のHDDまたはSSDなどのデータ保存用ドライブに、自動で同じデータを保存し、そのドライブそのものはPC側からは1台のドライブとして認識されている状態」
1つが壊れても、データが失われないわけです。
ただし、壊れたドライブはできるだけ早めに抜いて、新しいドライブを購入して交換しなければ意味がありません。
私事ですが、以前勤めていた工場で原動管理をしていたことがあります。その工場では重要な供給用設備では、ポンプやモーターなどは必ず各2台ずつ設置されていて、緊急時には予備へ切り替えられるようになっていました。
ある日、管理モニタから異常を知らせる警報が出たので現場へ急いで行ってみると、ポンプが1台故障して止まっていました。しかしその隣を見るとあるはずの予備のポンプがありません。台座からごっそりなくなっていました。上司に連絡してみたところ、その予備ポンプは最近壊れたので修理に出している最中だという話でした。
タイミングが悪いという言い方もできますが、これでは予備ポンプを設置している意味がありません。1台で運転していたわけですから。こういう場合は修理のために取り外す時に、新品のポンプを持ってきて入れ替えなければいけなかったのです。そのための2台体制なわけですから。手順が間違っていたということです。1台しかなければ(いつ壊れるかわからないのに)壊れたらもうどうにもできません。こういうことが実際にありました。
とはいえ、この時は入れ替え用の新品ポンプの在庫が無かったから修理に出していたという話でした。現場ではこういうこともたまにはあります。
【データ量の単位】
- TB : テラバイト(GBの約1000倍の容量)
- GB : ギガバイト(MBの約1000倍の容量)
- MB : メガバイト(KBの約1000倍の容量)
- KB : キロバイト(1バイトの約1000倍の容量)
【2016年現在の主要データ保存メディアの種類】
- HDD : ハードディスクドライブ(短く「ハードディスク」と言うことも多い)
- SSD : エスエスディー(SolidStateDriveの略称なので、これ以上短い呼び名はない)
- USBメモリ : ユーエスビーメモリ(紛失しやすいので、一時的にデータを入れて受け渡しする時など以外はほぼ使わない)
- SDカード : エスディーカード(カメラ用記録メディアとして使用されることが多い。microSDなど更に小型のものもありこれはケータイやスマホなどで使われることが多い。)
- Blu-ray、CD-ROM、DVD-ROM : 音楽、映画、などの販売用で使用されているが、PC界隈ではすでにUSBメモリとSDカードが主流。
- コンパクトフラッシュ : 一部のハイスペックデジカメで現役だが、もうすでに認知度はかなり低い。
バックアップ関連ページ一覧
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- HDD2台用ケースの作り方、写真付きで解説!②
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