2023.04.22 [土]
Adventurer4 の便利機能
作動中に設定変更できます。
動かし始めてから 「あ、しまった!」 ということは、ありがちです。
が、この機能を使えば 「動かしたまま、設定変更が可能」 です。
もちろんすべての設定ではなく、限られた数の設定だけしか変更できませんが、この機能はとても有用なので、知っておくと役に立ちます。
どこを押すか
Z値 ノズル高さ
0.01mm単位で、上にも下にも変更が可能です。
私は、ほとんどの場合、0.1mm単位(10回押す)で変更してますね。
【重要1】
「確認」 を押す前、
「プラスマイナスで数値を変えた瞬間にノズル高さは変更される」
ので、状態を見ながら変更するといいです。
【重要2】
「電源をOFFにした後でも有効になったまま」
です。
次回起動後にもこの設定値はそのまま保持されています。
【重要3】
「校正を実行するとリセットされ、ゼロに戻ります」
私のやり方
一例として、私がどういう使い方をしているか、書いておきます。
- 「枠(ブリム)」 を有効、10mm、レイヤー1層、スピード40mm/s、穴内側なし。
- 「プレ押し出し」 を有効、マージン10mm、長さ150mm、スピード40mm/s。
- 「ラフト」 は無効、使いません。
■FlashPrint5(スライサー)の設定で、
- データ受信が完了し、3Dプリンターが動き始めたら、すぐに便利機能の画面を出しておきます。
- ノズルの先からフィラメントが垂れ出てくるので、ノズルが下がってベッドに近づき始めたタイミングで、長いピンセットを使って垂れたフィラメントをサッと除去しておきます。
これを放置しておくと、後からこれが引っ掛かりとなってブリムがめくれてしまったりするトラブルにつながる確率が高くなるからです。今まで何度も見てきた経験上知っていることです。 - 枠(ブリム)が出力されている状態をよく見ます。
「細く出て浮き気味」 なのか、
「薄く出てる、ほとんど出てない、コンコン鳴ってる」 か、
その状況によってノズル高さ(Z値)をすぐに変更します。 - うまく調整できると、「枠(ブリム)のラインに隙間が無い状態」 になります。
わずかでも隙間があるようなら少し下げます。 - ここまでうまくできると、あとはほぼうまくいきますね。
それでも1層目が終わるまではたいてい見てます。
その後も状況を時々チェックしています。
見ずに放置していると、ごくたまにベッドからはがれて、ノズルにくっついたカタマリ状になってることも何回かあったので、火事などにならないようにするためにも、すぐ近くにいられる時にだけ動かすようにしています。
念のため消火器も購入済みです。
■出力(印刷・プリント)開始。
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