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2022.06.12 [日]

3Dプリントに必要なソフト、道具、工具 その3

鷹の爪団の吉田くんが、この記事の内容を読み上げてくれるよ!



※(株)AHS公式サイトによると、サイト内コンテンツ読み上げは商用ライセンス不要とのこと。


3DPrintTool01_01.png

3Dプリント時に必要な道具

最低限必要な道具は、3Dプリンターを新品で購入したら付属しているのですが、”とりあえず付属している”だけで、使い勝手が悪かったり、すぐ壊れたり、あまり良い物でないのは見てわかる通りです。


必要なのに付属していない道具もあります。


なので、自分で使いやすい道具を別途購入した方が良いです。

高価ではありません。

でもある程度は良い道具を購入しておいた方が3Dプリントだけでなく様々なことにずっと使えます。

良い道具でも錆びるのでちゃんと保管して下さい。


  • ニッパー
  • 金属のヘラ

【付属していない】

  • 長いピンセット
  • LEDハンドライト
  • ノギス(アナログがおすすめ)
  • 定規(コンベックス、メジャー含む数種あった方が便利)



ニッパー

付属のニッパーはプラスチック用でも最低ランクの”ニッパーの形をしている”程度の物が多く、使うと手が痛かったり、ベタついたり、刃が欠けたり、壊れたり、切れなかったり。


フィラメントは直径1.8mmくらいあります。

3Dプリンターに差し込む先は斜めに切っておく方が入りやすいです。

手の平が痛くなるほど強く握らないと切れないようなニッパーではダメです。刃が欠けたり、壊れたり、ケガしやすいです。


「ワイヤーニッパー」または「強力ニッパー」だいたい2千円前後以下くらいの物を買っておくと良いです。


私が現在使っているのは、

「エンジニア 強力ニッパー 片刃 ラウンド 153mm NK-16」です。

キャップは3Dプリンターを使って自分で作りました。


保管は、

「メイホウ(MEIHO) SFC マルチケース 3L」に、

「シリカゲル乾燥剤 なんでも除湿シリカゲル 20g」を入れて保管しています。

(他に長めのドライバー、ラジオペンチ、プラスチック用ワイドヤスリも一緒に入れています)


それでも少し錆びたりしてるので、

「AZ(エーゼット) 長期防錆オイル 216h 50ml」を、たまに数滴垂らして綿棒で錆取りしながら塗り込んでます。



金属のヘラ

金属のヘラは付属してますね。

しかし短く、幅広なので、ベッドいっぱいに3Dプリントしたブツを奥の方まで丁寧にはがし取ろうとすると、短すぎて届かなかったり、手が出力品に当たってケガしたり、使い勝手が悪いのです。


なので私は、幅が広くなく、なるべく長い物を探しました。

しかしながら、いくら探しても「ある程度研いである長いヘラ」は見つからなかったので、良さげな「長いスクレーパー」を購入し、自分で研ぎました。


私が購入したのは、

「TRUSCO(トラスコ) スクレーパー 巾25mm フッ素コーティング TS-611」

です。


幅狭めで長いヘラが必要なら、「サッシヘラ」くらいしか見つけられませんでした。

が、「スクレーパー」なら安価でたくさん販売されているので、自分で30~40°くらいの角度に研ぐと使いやすくなります。

(自分で研がない、という方はサッシヘラが良さそうですよ)



長いピンセット(ストレートタイプ)

長いピンセットは付属していませんね。

すごく必要な道具なんですけどね。


3Dプリントを開始するとノズルの温度が上がりますが、ホットエンドユニットが動き出す直前、ノズルの先からフィラメントが垂れ出て来ることがあります。これをそのままにしておくと、どこかにくっついてプリント不良の引き金になる可能性が高くなります。(ノズルにくっついたり、思っても見ない箇所にくっついたり、今までに何度もプリント時に観察していて実際にそうなるのを見て知っています)

ですので、ホットエンドユニットが動き出す直前~ノズルがベッドに降りる寸前くらいまでには、このタレ出た無駄なフィラメントを長いピンセットで除去します。

短いピンセットだと危険なので、長いピンセットが必要になります。

L字や逆作用タイプだと使いにくいので、ストレートタイプを使います。

長さは150~200mmくらいが使いやすいです。


私が使っているのは、「ホーザン(HOZAN) ピンセット P-86-175」です。



LEDハンドライト

付属していません。


BOXタイプのAdventurer4 などの3DプリンターだとホットエンドユニットにLED照明が付いていたりします。

オープンタイプのAnycubic Mega-s にはLED照明がありません。


LED照明が付いているBOXタイプでも、3Dプリンターが動いている時に「自分が見たいと思ったポイント」は真っ黒い影になって全然見えないことがよくあります。

オープンタイプだと室内照明だけではあまりはっきりとは見えません。


3Dプリンター動作時、気にして時々見ていると、一部でフィラメントの出がおかしくなっていたり、段差ができていたり、何らかの異常が静かに起こっている場合があります。

そういうのを早期に発見して対応するためにはLEDハンドライトは重要です。

必需品です。


私は「GENTOS DM-031B 明るさ45ルーメン 単三電池1本タイプ」を使用しています。

が、最近これはすごく値上がりしてるんですよ。私が購入した時は1本729円でしたから。


今買うとしたら、

「アイリスオーヤマ LEDペン型(100ルーメン)単四電池2本タイプ」、

「アイリスオーヤマ LEDハンディ(100ルーメン)単三電池1本タイプ」、

「GENTOS(ジェントス) AP-100(100ルーメン)単四電池2本タイプ」、

「GENTOS(ジェントス) TTR-06BK(90ルーメン)単三電池1本タイプ」、

「エルパ DOP-EP203(110ルーメン)単三電池2本タイプ」、

「エルパ DOP-EP202(60ルーメン)単三電池1本タイプ」、

このあたりかな。


「ルーメン」というのは明るさの単位です。数字が大きいほど明るいです。

が、3Dプリンター動作時確認に使うなら、

「だいたい100ルーメン前後以下、だいたい30ルーメン前後以上くらい」

にしておいた方がいいです。


明るすぎると目がやられますので注意が必要です。


上記一覧はすべて「テールスイッチタイプ」です。私の個人的な好みですが、「先端を回してON・OFFするタイプは使いにくい」と思っているので。

金額も千円前後以下の物だけです。



ノギス(アナログがおすすめ)

デジタルなら正確に測れそうな気がして買いたくなるんですが、毎日使うわけでもないのに電池式を買うと1回使っただけで1年くらい使わないとかありますよね。

で、久しぶりに使おうとしたら電池から液漏れしてて、壊れて使い物にならなくなってる、とかありがちです。

なので私はアナログ式をオススメします。


ステンレスタイプと、プラスチックタイプ、の2種類持ってると便利です。

対象物に傷を付けたくない場合にプラスチックタイプは活躍します。


100mm~150mmくらいのものが手頃な価格ですね。


シンワ測定、新潟精機、TRUSCO、SK11、の物が良いと個人的におすすめしておきます。

千円前後です。

業務で毎日使うなら「もっと良い物買っとけよ」と言われますが、趣味でたまに使うのならこれで大丈夫です。



定規(コンベックス、メジャー含む)

直定規は15cm、30cm、50cmがあると便利です。

15cmはステンレス製のつや消しが使いやすいです。

30cmはアルミ製の溝引き溝付き、カッティング用が便利です。

50cmは竹製が何かと使い回せて便利です。

メーカーは、コクヨ、エンジニア、シンワ測定、新潟精機、がおすすめです。

全て千円以下で買えます。


コンベックス、メジャーは3.5m、5.0m、5.5m、7.5mあたりを少なくとも1つは持っておくと便利です。

メーカーは、タジマ、シンワ測定、高儀、BOSCH、ムラテック、がおすすめです。



角度計(アナログがおすすめ)

アナログがおすすめなのはノギスの項で書いたのと同じ理由です。

角度計はノギスよりも出番が少ないと思いますので、アナログがおすすめです。


Amazonで探してみると、「シンワ測定の二本竿」しかないですね。


シンワ測定(Shinwa Sokutei) プロトラクター 2本竿 No.19 シルバー 62490 ¥909

シンワ測定(Shinwa Sokutei) ミニプロトラクター シルバー 62995 ¥755


どちらか買っておくと便利です。

私が持ってるのは「ミニプロトラクター 62995」です。





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